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    ヨーロッパ最古のクリスタルグラスブランド「サンルイ」の魅力

     

    皆さんはクリスタルグラスといったらどのメーカーが思い浮かぶでしょうか?

    多くはフランスのバカラやワイングラスで知られるリーデル、日本ではカガミクリスタルが有名ですね。

    特にバカラはクリスタルの王様と呼ばれているほど世界的に名高いクリスタルブランドですが、そのバカラにクリスタルガラスの製造技法を伝授し、クリスタルの王と呼ばれるバカラに対してクリスタルの女王と呼ばれるクリスタルブランドが存在します。

    それがヨーロッパ最古のクリスタルブランド「サンルイ」です。

    今回はサンルイの歴史からサンルイグラスの魅力をご紹介します。

     

     

    世界初の高品質クリスタル

    サンルイは1586年にフランスのロレーヌ地方北ヴォージュの小さな谷の中心部、ミュンツタールという場所でミュンツタール・ガラス工房として始まります。

    180年後の1767年にルイ15世により聖王と呼ばれたルイ9世の名「Saint-Louis」にちなみ、工場は「サンルイ王立ガラス工房」の称号を授かります。

    その15年後にはクリスタルの製造技法を完成、無色透明のグラスよりもより透明度の高い鉛を含んだ世界初の高品質のクリスタルガラスの開発に成功します。

    クリスタルの先駆者となったサンルイはパリ万博でもグランプリを受賞し、王位科学アカデミーから「サンルイ王位クリスタル工房」の称号を与えられ王室御用達のクリスタル工房として芸術的に優れたクリスタル製品を作り続けます。

    19世紀末に第一次世界大戦の影響を受け工房の稼動が困難になり一時的に生産を中断することになりますが、再び製造を始めてからは最先端の流行と高い芸術性を纏ったクリスタル製品で世界中のセレブリティたちを虜にして現代に至ります。

     

    バカラとの関係

    サンルイが世界初高品質のクリスタルの開発に成功したのは1780年ですが、同じくフランスのロレーヌ地方にて工場を置いていたバカラがクリスタルグラスの製造に初めて成功したのは1816年でした。

    バカラは1764年にバカラ村でルイ15世によりBaccaratガラス工場が設立されて以来、最高級のクリスタルグラスブランドとして世界中の王族やセレブリティたちに長く愛されているブランドです。

    あまり知られていませんが実は一度1806年にバカラは倒産しており、倒産したバカラは完全倒産を避けるため、1816年にサンルイと合併、その後1857年まで提携が続きバカラは世界中から知られ愛される現在の姿まで成長したのです。

    そして合併している期間に高品質のクリスタルの製造方法をバカラに伝授したのがサンルイなのです。

    そのため、サンルイとバカラのヴィンテージグラスはデザインからクリスタルの質まで非常によく似ています。

    淑やかに輝くサンルイグラス

    サンルイはクリスタル界ではキングのバカラに対しクイーンと呼ばれています。

    サンルイのグラスはバカラのような重厚感のあるグラスに比べ華やかで小振りなデザインのものが多く、女性的な印象を感じるところからクイーンと呼ばれる由縁もあるかもしれません。

    金彩を施したものや輝く星や植物模様のカット、1930年代に流行したアールデコ様式を感じさせる美しいデザインなど、華奢なボディに繊細で煌びやかなカットが光ります。

    そんなサンルイの定番からおすすめのグラスを何点かご紹介します。

     

    トミー

     

    イギリス兵士を表す俗語で「無名の兵士」を意味するTommy Atkinsに由来するトミーはサンルイを代表するロングセラー製品です。

    第一次世界大戦の休戦記念を祝うため、協商であったイギリスの兵士たちの功績を称えるため1928年に名付けられました。

    1938年に行われたヴェルサイユ宮殿での昼食会ではフランス大統領がイギリスのジョージ6世と妻エリザベス2世を招き、両国の友情を深めるため200名のゲストに11種類のトミーグラスが用いられました。

    ベベルカットやスターカットなど専門の職人たちの技術が全て詰め込まれた、非常に美しく伝統的なグラスです。

    トミーはこちら

     

    アポロ

     

    1979年とサンルイの中では比較的新しい時代にデザインされたアポロは、静かに流れる滝のようなカットが一面に施され、淑やかな雰囲気を纏っています。

    卓越した技術を持った職人の施す繊細なハンドカットは驚くほど手馴染みがよく、滑らかさが掌に心地よいグラスです。

    ドリンクを注ぐと中の液体がクリスタルの反射でゆらゆらと揺らめき、幻想的な空間と美しい時間を作り出してくれます。

    アポロはこちら

     

    マスネ

     

    1895年に生まれた輝く星と葉模様がデザインされたマスネは、フランスの19世紀末から20世紀初頭の著名なオペラの作曲家、ジュール・エミール・フレデリック・マスネからその名を付けられました。

    鋭角なカットの凹凸はクリスタルの輝きを生み、まるで踊るような葉模様とその間に輝く星たちを見事に描いています。

    グラスの下部にはダイヤモンドカット、そして底面部には星型の「クリスタル・タイユ」が。

    クリスタル・タイユとは、回転板を回しながらクリスタルガラスを彫刻する技法で、ダイヤモンド、キャレ(四角)、エトワール(星)等の名前がついた幾何学模様が描かれ、多くの種類が存在します。

    マスネはこちら

     

    まとめ

    いかがでしたか?

    ヨーロッパ最古のクリスタル工房であり、あのバカラにも多大なる影響をもたらしたクリスタル界で最も権威のあるブランド、サンルイ。

    1995年からはエルメスグループの傘下に入り、現在も新しい時代に革新的でラグジュアリーなブランドを築き続けています。

    クリスタルの女王と呼ばれる繊細で豪華なグラスの数々の中から、大切な人へのギフト、あなたに合った特別な一品を探してみてはいかがでしょうか?